今後ヨーロッパ旅行はビザが必要?2021年から導入されるETIAS(エティアス)について解説します!

今後ヨーロッパ旅行はビザが必要?2021年から導入されるETIAS(エティアス)について解説します!

人気の旅行先であるヨーロッパですが、
ほとんどの国が日本のパスポートであればビザなして渡航でき最大3ヶ月ほど滞在することが出来ます。

しかし、2021年からはビザ無しではヨーロッパに渡航出来なくなってしまうことをご存知でしたか?

2021年に新たに導入されるETIAS(エティアス)というシステム

ヨーロッパに渡航予定の方は事前の申請が必要になり承認されていないと入国出来なくなってしまいます。

今回は将来導入されるシステムETIAS(エティアス)についてご紹介していきます。

Contents

ヨーロッパのビザ事情と日本のパスポート

日本のパスポートは世界的に見ても最強と言われ、
ビザなしで入国できる国数がトップクラスであることは多くの方もご存知ですよね?

そのため、旅行の際にはパスポートさえあれば、簡単に入国できるというイメージがありますが、
その状況も年々変わってきています。

2021年から導入されるETIASとは

2021年から導入されるETIAS(エティアス)とは、渡航認証システムと言って、
ヨーロッパのシェンゲン協定国にビザ無しで入国する場合、事前に問題が無いか確認し入国を許可するためのシステムになります。

ヨーロッパ以外でも、アメリカのESTA(エスタ)オーストラリアのEITAS(イータス)が有名ですね。

この渡航認証システムは事前に申請が必要になり、承認を受けていない人は入国が出来ません。

シェンゲン協定とはヨーロッパの国々がシェンゲン協定に参加する事により参加国間の人と物のやり取りが自由になる条約です。

シェンゲン協定国内ならパスポートのチェック無しに移動ができます。

現在は以下の26ヵ国が加盟しています。
オーストリア、ベルギー、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、イタリア、ルクセンブルグ、オランダ、ポルトガル、スペイン、スウェーデン、スロベニア、エストニア、ラトビア、リトアニア、ポーランド、チェコ共和国、スロバキア、ハンガリー、マルタ、スイス、リヒテンシュタイン、キプロス、ブルガリア、ルーマニア、アイスランド、ノルウェー

ETIASが導入される背景

ヨーロッパでは近年テロによる攻撃が相次ぎ多くの犠牲者が出ています。

また、難民や移民問題も大きな悩みの種であるヨーロッパ。

そんな問題を少しでも解決しようと導入されるのがETIAS(エティアス)です。

事前に入国に対して問題がないか判断するための重要なシステムで、
渡航前にこのETIAS(エティアス)の承認が下りないとヨーロッパの国々に入国することが出来ません。

今後とても重要な手続きになっていきます。

申請の仕方

ETIAS(エティアス)の申請は、オンライン上のみになりますので、
ネットが繋がるスマホやパソコンなどのデバイスが必要になります。

また支払いもクレジットカードのみになりますのでクレジットカードの用意が必要です。

手続き自体はスムーズに進めば20分程で完了するものですが、入力はすべて英語になると思います。

簡単な英語だとは思いますが不安な方は代行会社に頼むという方法もあります。

またETIASを申請してから承認されるまでには、96時間から最大2週間程かかると言われています。

最低でも2週間以上前から申請するようにして下さい。

ETIAS(エティアス)の申請に必要な物

・ネットが繋がるデバイス(スマホ・パソコンなど)
・クレジットカード
・ICチップ入りのパスポート

ETIAS(エティアス)の申請にかかる費用

ETIAS(エティアス)の申請の際には手数料として一人7ユーロ支払う必要がありますが、
18歳未満の方は無料になります。

必ず一人ずつの申請が必要になります。

お子様でも申請が必要になりますので忘れずに行いましょう。

ETIAS(エティアス)が有効な期間

ETIAS(エティアス)は一度申請を行い承認されれば、3年または、
パスポートの有効期限までのどちらか早いほうの間ETIAS(エティアス)は有効になります。

1度承認されれば基本的に3年間は再申請しなくても大丈夫です

ただ、パスポートを更新したり、
紛失して再発行した際にはETIAS(エティアス)は失効してしまうので新たに申請する必要があります。

注意して下さい。

ETIASの導入はいつから?

2021年から導入されるETIAS(エティアス)ですが、
まだ体制は完全には整っていないようで当初は2020年に導入予定だったものが2021年に延期されたり、内容に変更が出始めています。

導入までにはまだ少し期間があり、
その間に内容の変更があるかもしれませんので2021年以降にヨーロッパに渡航予定の方は頻繁にETIASの公式サイトを確認することをおススメします。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

年々変わってきている観光業界ですが、ヨーロッパの安全のためにも重要な役割を果たすETIAS(エティアス)。

今後、私たちがヨーロッパに渡航する際にはとても重要な手続きになります

忘れてしまうと入国できずにトラブルになってしまいますので2021年の導入まえにしっかりと内容を把握しておきましょう。